独学で7年以上も続けられたWordPressを薦めたい本当の理由

WordPressのススメ|独学で7年以上、構築・運用を続けています

WordPress を、独学で7年以上。

構築も、運用も、続けています。

これは、トップにも、自己紹介にも書いている、私の一文です。

WordPressも独学で7年以上、構築・運用を続けています。

始めたのは、2019年の3月です。

初めて、自分で独自ドメインを取ったときでした。

けれど、サイトを作ること自体は、もっと前から続けていました。

20年ほど前から、ホームページを作っていたのです。

作ることは、好きでした。

それなのに、作ることばかりで、中身が全然できていなくて、記事が書けませんでした。

それに、私は、自分の振り返りが、すごく苦手です。

何をやってきたのかを、自分で並べ直すことが、なかなかできない。

この記事は、その振り返りです。

7年分を、そのまま並べてみます。

何を作り、何を直し、何を残したのか。

そのうえで、サイトの「構造」を、構造的フロネーシスのレンズで見直します。

固定ページと、投稿。それぞれを、どこに、なぜ置いたのか。

ただし、細かい手順は、ここには書きません。

手順は、別のサイトの aki7199.com に回します。

ここに書くのは、まとめと、考え方です。

読んでいただきたいのは、これから自分のサイトを持ちたい人と、いまのサイトを作り直したい人です。

私も、まだ途中です。

完成した人の話ではなく、途中の人の棚卸しとして、読んでもらえたらうれしいです。

この記事で分かること
  • 非エンジニアが、独学で WordPress と付き合ってきた7年
  • WordPress を「これだ」と思った理由
  • 7年の棚卸し|土台・見た目・中身・運用の4つの層
  • サイトの「構造」を、俯瞰と比較で見る見方
  • サイトをひとつ失って変わったことと、続けるための5つの決まり
  • 細かい手順を、どこで読めるか
目次

この記事の置き場所|3つの場所に分けています

WordPress の話は、3つの場所に分けて書いています。

場所書いてあること向いている人
この記事7年の棚卸しと、まとめ。考え方と、起きたこと全体像をつかみたい人
創作のページ私が WordPress で実装した、物語のサイトの紹介作ったものを見たい人
aki7199.com細かい手順と、運用の実践の記録手を動かしたい人

なぜ、分けるのか。

ひとつの場所に全部を書くと、読む人が迷うからです。

この記事は、地図の役目です。

道の細かい様子は、別の場所にあります。

この記事を全体の地図に、細かい手順を虫めがねで見た道の細部(aki7199.com)にたとえ、創作のページを含む3つの置き場所の関係を示した図

私と WordPress の距離|作ることから、書くことへ

エンジニアではなく、企画する人として

私は、通信インフラの領域で約20年、施工管理、経営企画、業務改善に携わってきました。

いまは、「企画としてコンテンツを創る、構造と設計のクリエイター」と名乗っています。

WordPress は、独学で身につけました。

2024年7月9日に起業するより、ずっと前から付き合っています。

20年前の、ホームページビルダーから

最初にホームページを作ったのは、20年ほど前です。

その頃、私はバンドをやっていて、バンドのホームページを、ホームページビルダーで作っていました。

コードは、書けませんでした。

HTML やタグが何をしているのか、仕組みは分かっていた。

けれど、自分で書けるわけではない。そんな距離でした。

その頃から、ずっと憧れていたものがあります。

独自ドメインです。

そのあとも、作る場所は変わっていきました。

魔法のiらんど。ブログでは、TypePad や Movable Type。

はてなブログにするか、WordPress にするかで、迷った時期もあります。

みんなが派手なブログをやっていた頃、私は Movable Type で、ブログを作っていました。

作ることばかりで、書けなかった

けれど、困ったことがありました。

作ることばかりで、中身が全然できていなかったのです。

器は作れるのに、記事が書けない。

2016年ごろから、3年ほどかけて、記事を2000本ほど集めました。

ネタを探すためです。

自分は、何について話す人なのか。

ブログを書きたくて、それを探していました。

その途中で、本を読むようになりました。

そして2019年の3月、WordPress と独自ドメインに出会います。

あ、これだ、と思いました。

物差しを、1本から3本に

自分の立ち位置を、うまく持てない時期がありました。

コードを書く人と同じ物差しだけで比べると、自分が小さく見えたからです。

そこで、比べ方を変えました。

私にとって比較は、採点ではありません。

比べる相手と物差しを広げて、自分がいま、どこにいるのかを知るための操作です。

物差しを1本から3本に増やすと、見え方が変わります。

物差し測るもの私の場合
コードを書く量どこまで自分で書けるか多くはありません。コーディングはできませんし、ブロックの操作も、ずっと苦手でした
構造を組む力ページや部品を、どう分けて、どうつなぐか通信や経営企画の仕事で使ってきた考え方を、そのまま使っています
続ける力更新し、直し、戻せる状態を保つ7年以上、続けてきました

1本目だけで測れば、私は小さいままです。

けれど、3本で見ると、自分の持ち場がはっきりします。

物差しは、人を上と下に並べるためのものではありません。

自分の持ち場を見つけるためのものだと思うのです。

たとえ話をひとつ。

川で洗濯をしている人に、いきなりドラム式の洗濯機を渡しても、戸惑うと思います。

そこへ、たらいと洗濯板と石けんを差し出す。

一段先の道具を、手の届くところに置く。

平らな石の上に、たらいと洗濯板と石けんを描いた線画。一段先の道具を、手の届くところに置く、というたとえの絵

初心者と、専門家。

二つに分けて考えると、そのあいだが見えなくなります。

実際には、段差は小さく、ずっと続いています。

私自身も、その途中を一つずつ進んできた一人です。

なぜ WordPress なのか|自分で、名前を決められるから

名前を決めることは、定義すること

WordPress と独自ドメインを知ったとき、なぜ「これだ」と思ったのか。

自分で、名前を決められるからです。

自分の名前を決められる。

それは、自分を定義する、ということだと思うのです。

バンドの名前を決めるのと、同じです。

これしか選べません、ではなく、自分で決められる。

そこに、すごい、と思いました。

最初に取ったドメインは、aki7199.com でした。

何を作るかも決まらないまま、少し迷いながら取った名前です。

そのあと、自分の名前で、akitoyo.jp を取りました。

オリジナルのもの、自分のブランドへの憧れは、いまもあります。

自分の好きなものを、自分の作りたいように作れる。

それが、ずっと憧れでした。

頼むか、自分で作るか

ホームページは、誰かに頼んだほうが、作りたいものは作れると思います。

ただ、私は、自分で作りたかった。

7年続いたのは、本当に作りたかったものを、自分で作れるようになりたかったからだと思います。

そのあいだのハードルは、高かった。

コードは書けない。ブロックの操作も苦手。書きたいことも、はっきりしない。

試行錯誤を重ねても、作りたいものを、うまく作れなかったのかもしれません。

もうひとつ、足りなかったものがあります。

振り返りの相手です。

強みの診断のストレングスファインダーでいうと、過去を振り返る資質の「原点思考」は、34のうち33番目でした。

自分の振り返りが苦手な私には、一緒に振り返ってくれる、壁打ちの相手が必要でした。

強みの診断の話は、降格を選んだ日の話にも書いています。

いまは、AI に言葉で伝えれば、作りたいものを形にする手伝いをしてもらえます。

それで、ようやく、作りたかったものが作れるようになってきた。

そういう実感があります。

道具の細かい使い方は、aki7199.com に書いていきます。

ほかの方法と、並べて比べる

比べてみます。

どれが上、という話ではありません。

方法置き方の自由度手間あとから移せるか向いている人
SNS で発信する低い(形が決まっている)少ない難しいまず声を出したい人
ブログのサービスを使う中くらい少ないサービスによる書くことに集中したい人
制作を頼む高い依頼の手間がかかる契約による作りたいものを、確実に形にしたい人
WordPress で自分で作る高い多い移せる名前から置き方まで、自分で決めたい人

SNS は、流れていく場所です。

サイトは、置いたものが残る場所です。

どちらがよい、ではなく、役割が違います。

投稿が流れていく川(SNS)と、置いたものが棚に残る家(自分のサイト)を左右に並べた図

私は、名前から置き方まで、自分で決めたかった。

だから、WordPress を選びました。

段差が、少しずつ続いている

WordPress のよさは、段差が小さいことだと思っています。

コードを書けなくても、始められる。

書きたくなったら、一段だけ降りればいい。

段やること難しさ
1設定の画面で、色やメニューを選ぶ低い
2追加 CSS で、見た目を上書きするやや低い
3サイト共通の欄に、小さなコードを貼る中くらい
4子テーマで、更新に流されない自分用の置き場を作るやや高い
5PHP で、仕組みそのものを変える高い

私の主な持ち場は、2と3です。

PHP にも、壊さないように小さく分けて、少しずつ触れています。

全部を一度に学ぼうとしなくていい。

必要になったときに、一段だけ降りる。

それが、7年やってきた実感です。

7年の棚卸し|4つの層で並べる

棚卸しは、時間の順に並べるだけでは、うまくいきません。

7年分を年表にすると、長くて、散らかるからです。

そこで、層に分けて並べます。

WordPress の7年を、下から土台(サーバー・ドメイン)・見た目(テーマ・CSS)・中身(ページ・投稿)・運用(更新・控え・点検)の4つの層に積み上げた図
層指すもの私がしてきたこと
土台サーバー・ドメイン・WordPress 本体7年以上、同じサーバー会社で運用
見た目テーマ・子テーマ・追加 CSSいくつものテーマを試し、SWELL に落ち着いた
中身固定ページ・投稿・画像サイトごとの役割に合わせて組む
運用更新・控え・点検・戻し方変える前に控えを取り、貼ったら確かめる

年表も、短く置いておきます。

時期できごと
20年ほど前ホームページビルダーで、バンドのホームページを作る
そのあと魔法のiらんど、TypePad、Movable Type。作ることばかりで、記事が書けない
2016年ごろから3年ほど記事を2000本ほど集めて、自分が何を話すのかを探す。本を読むようになる
2019年3月初めての独自ドメイン。WordPress を始める
その後自分の側の守りの弱さから、サイトをひとつ失う。プラグイン最小主義になる
2024年7月9日起業
2026年9月下旬からakitoyo.jp のトップ・自己紹介・固定ページの作り直し
いまakitoyo.jp と aki7199.com、物語のサイトを運用

土台|サーバー・ドメイン・WordPress 本体

サイトは、家にたとえると分かりやすいと思います。

部品たとえると役割
サーバー土地サイトのデータを置く場所
ドメイン住所人がたどり着くための名前
WordPress 本体建物文章や画像を管理する仕組み
テーマ内装見た目と、基本の使い勝手
プラグイン後付けの設備機能の追加

この表でいえば、私が最初に憧れたのは、独自ドメインでした。

自分で決めた名前の住所です。

サーバーは、エックスサーバーを使っています。

最初の独自ドメインのときから、7年以上です。

ほかのサーバーは、試したことがありません。

理由は、あとのエックスサーバーの節に書きます。

見た目|テーマ・子テーマ・追加 CSS

テーマは、SWELL を使っています。

ここまでには、寄り道がありました。

有料のテーマで最初に使ったのは、JIN です。

そこから、TCD のテーマなど、有料のものも、無料のものも、いくつも試しました。

SWELL を知ったのは、WordPress を教えている個人のスクールで、勧められたときです。

使ってみたら、すごく使いやすかった。

選んでいる理由は、万能なことです。

ホームページを作るにも、LP を作るにも、ブログを作るにも、どれにも使える。

ホームページを作るだけなら、無料の Lightning などでも十分だと思います。

私は、いろいろ試した末に、SWELL に落ち着きました。

見た目を変える場所は、大きく3つあります。

場所何をするところか気をつけること
テーマの設定画面色・幅・メニューを選ぶ基本の色は、最初に決めておく
追加 CSS見た目を上書きする加える前に、いまの状態を見る
子テーマテーマの更新に流されない、自分用の置き場触ると、全ページに響く

最近あった、小さな例をひとつ。

2026年10月8日、サイトの基本の色をそろえようと思いました。

測ってみると、トップの色は紺と青にそろっているのに、テーマのメインカラーだけが、緑がかった暗い色のままでした。

メインカラーを紺に変えて、ずれはなくなりました。

自分が作った部分だけを見ていたら、気づかなかったと思います。

全体を見渡して、はじめて見えるずれがある。

これは、俯瞰の働きだと思うのです。

中身|固定ページ・投稿

中身の層で、いつも考えているのは、「これは、どこに置くか」です。

  • 変わらない考え方や案内は、固定ページ。
  • 日付のある読み物は、投稿。

この分け方は、ページを増やすときの、最初の問いになっています。

迷ったときは、2つの問いで決めます。

  • 何のために置くのか(目的)。
  • どれくらいの期間、変わらないのか(寿命)。

寿命が長いなら固定ページ。日付で並べたいなら投稿。

問いに答えていくと、置き場所は、だいたい決まります。

画像と色にも、決まりがあります。

akitoyo.jp は青、aki7199.com は赤。色で、サイトの役割を分けています。

固定ページの上の帯には、青の画像を使っています。

貼る順番も、決まっています。

2026年10月12日には、サイト全体に入れる部品から順に、1つずつ貼りました。

貼るたびに、公開ページで確かめました。

運用|更新・控え・点検

作ることより、続けることのほうが、ずっと長いのです。

運用で、私が気にしているのは、3つです。

  • 更新|WordPress 本体・テーマ・プラグインの、3つを新しく保つ。
  • 控え|変える前に、元に戻せる状態を作る。
  • 点検|貼ったあとに、公開ページで確かめる。

更新の3つは、別々に新しくなります。

どれか1つだけが古いままだと、ほかとの相性が崩れることがあります。

だから、3つとも、同じ頃に確かめます。

プラグインが少なければ、更新の手間も、少なくて済みます。

これも、プラグインを減らしてきた理由のひとつです。

更新のあとは、いつも同じ順で見ます。

トップ、固定ページ、お問い合わせフォーム、スマホの幅。

ここまで見て、はじめて「更新できた」と言うことにしています。

貼ったあとの確かめ方も、2つに決めています。

ひとつは、見た目です。パソコンの幅とスマホの幅の、両方で見ます。

もうひとつは、版の目印です。入れたつもりの版が、本当に入っているかを、ページの中から探します。

お問い合わせフォームは、自分で送ってみる点検もしています。

届いた事実を、受信箱で確かめるためです。

短い時間でできる習慣ですが、いちばん効く点検だと思っています。

棚卸しをして、見えたこと

4つの層に並べて、見えたことが3つあります。

ひとつめ。

7年の大半は、「作る」より、「直す」と「保つ」に使っていたようです。

ふたつめ。

技術の量より、判断の積み重ねが、サイトを作っていました。

何を加え、何を加えないか。何を直し、何を直さないか。

みっつめ。

振り返りが苦手な私でも、層に分けると、話せることが、いくつも出てきました。

並べ方を変えるだけで、自分の7年が、少し遠くから見えるようになったのです。

サイトの「構造」を、レンズで見る

ここから、構造的フロネーシスのレンズを使います。

判断のためのレンズは7つありますが、サイトの構造を見るには、2つで足ります。

俯瞰と、比較です。

俯瞰|サイトを「部品の地図」にする

俯瞰は、一歩引いて、全体を見渡すことです。

サイトでいえば、部品を一覧にして、地図にすることだと思うのです。

サイトの部品を家の間取りにたとえ、固定ページ=部屋、投稿=書庫の本、メニュー=部屋をつなぐ廊下として描いた部品の地図
部品役割たとえると私のサイトでの使い方
固定ページ変わらない案内や考え方家の部屋自己紹介、お仕事のご依頼、考え方の柱
投稿日付のある読み物書庫の本企画やコラム
メニュー部屋をつなぐ廊下案内板上のメニュー、スマホの開閉メニュー

地図にすると、見えてくることがあります。

ひとつめは、同じ役割の部品が、重なっていること。

2026年10月8日、スマホの開閉メニューの下に、中身が空のプロフィール部品が、空箱のように出ていました。

地図にして見て、はじめて見えたことです。外して、SNS へのリンクに置き換えました。

ふたつめは、ページを増やすほど、古くなるものが増えること。

迷ったら1ページで済ませて、足りなくなったら分ける。

分けるときは、要約とリンクを残す。そう決めておくと、迷いが減ります。

みっつめは、準備ができていないページは、そろうまで検索に出さないこと。

全部がそろってから、一気に出します。

比較|同じ WordPress で、2つのサイト

次は、比較です。

私は、同じ WordPress で、役割の違うサイトを運用しています。

akitoyo.jpaki7199.com
役割考え方を形にする。思考と判断の仕組み実践の記録。試したこと、つまずいたこと
色青赤
読む人考えを整理したい人仕組みを自分で作りたい人
WordPress の使い方固定ページ(柱)を中心に、企画の読み物投稿(記事)を中心に

比べてみて分かるのは、同じ道具でも、使い方が逆になることです。

考え方を置くサイトは、変わらない柱が先に立つ。

記録のサイトは、日々の投稿が先に立つ。

最初に取ったドメインが、記録のサイトになりました。

あとから取った自分の名前のドメインが、考え方を置くサイトになりました。

順番も、名前の付け方も、振り返ると意味があったように思います。

もうひとつ、物語のサイトがあります。

こちらは、読む人に体験してもらう場所です。

紹介は、創作のページに任せます。

同じ WordPress で、考える場所、記録する場所、体験する場所を分けている。

サイトを作ることは、役割を分ける企画でもあると思うのです。

運用で起きたこと|出来事と、残った教訓

運用の7年は、うまくいった話より、直した話のほうが多いと思います。

ここに書くのは、失敗の自慢でも、反省会でもありません。

同じところでつまずく人が、少しでも減ればいい。

そう思って、起きたことと、そこから残ったことだけを書きます。

いちばん大きな失敗|サイトを、ひとつ失った

WordPress を始めてから、しばらくたった頃のことです。

その頃、プラグインは、多いときで20個から30個ほど入っていました。

あるとき、サイトに不正に入られました。

弱かったのは、私の側の守りです。

結果として、自分のサイトを、ひとつ失いました。

当時の私は、何が起きたのかも、よく分かっていませんでした。

細かい経緯は、ここには書きません。

そこから、私は「プラグイン最小主義」になりました。

サイトを失ったこと、そのものより、目的なくプラグインを入れる、ということが嫌になったのです。

できないからプラグインを入れる、という発想は、結局、誰かに委ねている感じがしました。

手間をかけたくないなら、プラグインを入れたほうが、絶対に楽です。

代わりにやってくれるからです。

その代わり、作った人が更新をやめて、そこに弱いところが見つかったとき、責任は、入れた自分のものになります。

いちばん気をつけたいのは、目的と手段が入れ替わることです。

たとえば、サイトを暗号化された通信(HTTPS)に切り替える設定。

ボタンを一度押せば済むプラグインがあります。

押して、切り替われば、目的は果たされています。

それなのに、入れたままにしておく。

必要がなくなったものまで、分からないから入れ続ける。

そうすると、目的と手段が入れ替わってしまいます。

それからは、プラグインを入れる前に、問うようにしました。

  • なぜ、これを入れなければいけないのか。
  • 入れなかったら、どうなるのか。入れなくて済む方法はないか。
  • 入れるなら、用が済んだら外す。

多いときで20個から30個ほどあったプラグインは、少しずつ減っていきました。

いちばん変わったのは、責任とリスクに対する意識です。

2026年10月1日|余白が消えた

トップの、企画を並べた区画で、余白がなくなっていました。

自分の見本では余白があったのに、実際のサイトでは、詰まって見えたのです。

原因は、テーマの側にありました。

SWELL には、最初の要素の上と最後の要素の下の余白を、ゼロにする規則があります。

その規則のほうが強く、私の指定が負けていたのです。

直し方は、私の指定の強さを上げること。

そして、確かめ方を変えました。

自分の部品だけで試すのではなく、テーマの規則を入れた状態で試す。そうすると、ずれはなくなりました。

教訓は、これです。

自分の部品は、単独では正しくても、テーマの中に入れると、違って見えることがある。

単独で試すと余白のある部品が、テーマの中に入れると余白が消えて詰まって見える様子を並べ、実際のページの写しで試すという教訓を示した図

2026年10月1日|見本の文字が、本番に出た

実際のサイトの「最新の記事」の欄に、見本の中でだけ意味のある説明の文字が、そのまま出ていました。

原因は、貼る物と、見るだけの物が、同じ場所に並んでいたことだと見ています。

見るだけのファイルを、貼る物と取り違えたのです。

直しは、置き場所を変えること。

貼る物だけを別のフォルダにまとめて、見るだけのファイルには、赤い帯を付けました。

貼った本文の先頭には版の印を入れて、公開ページで、どの版が入っているかを確かめられるようにしました。

教訓は、「貼る物と、見る物は、置き場所から分ける」。

人の注意に頼らず、置き場所で防ぐ。

2026年10月10日から12日|括弧がひとつ、閉じていなかった

あるページのメニューが、加えた機能のとおりに動かない、ということがありました。

原因は、追加 CSS の中で、括弧がひとつ閉じていなかったことでした。

括弧が閉じていないと、あとから加えた指定が、まとめて巻き込まれてしまいます。

直したのは、10月12日。

古い指定を消して、閉じ忘れの括弧をひとつ補いました。

括弧の数が、そろいました。

教訓は、2つあります。

加える前に、いまの状態を見ること。

そして、試すときは、作った物を単独で試すだけでなく、実際のページの写しに入れて試すこと。

2026年10月11日|骨組みは新しく、見た目の指定は古いままだった

自己紹介のページで、スマホ用の改行が、パソコンで効いてしまっていました。

スマホでは、言葉の途中で折り返されていました。

原因は、本文(骨組み)だけが新しい版で、見た目の指定(CSS)が古い版のままだったことです。

CSS を貼り替えて、直りました。

教訓は、「版を、そろえて貼る」。

そして、貼ったあとに、公開ページの中から、その版の目印を探して確かめる。

貼ったつもりと、貼れている状態は、別のことです。

2026年10月11日|直せるけれど、直さなかった

子テーマが指している書体のファイルが、読み込めていませんでした。全ページで、です。

その結果、見出しや太字は、端末の標準の書体に落ちていました。

直すことは、できます。ファイルを置けばいい。

けれど、置くと、見出しの書体も、折り返しも、全ページで変わります。

私は、いまの見た目を気に入っています。

そこで、直さずに、保留にしました。

教訓は、「直せることと、直すべきことは、別」。

直さない、という判断も、判断として記録に残します。

いつかの出来事|保存のたびに、貼ったコードが消えた

サイトに貼ったコードが、保存のたびに消えて、元に戻ってしまうことがありました。

原因は、サーバー側の保護機能でした。

書いたコードの中の文字の並びを、危険な書き込みと見なして、保存を止めたのです。

意味ではなく、並びに反応します。

直したのは、書き方を変えることでした。

一度に全部を貼らず、短い1行で試して、どこで止まるのかを切り分けました。

教訓は、「守りは、味方」。

止められたときは、まず、自分の書き方を見直します。

出来事の共通点

並べてみると、出来事には型がありました。

出来事原因の型残った決まり
サイトをひとつ失った自分の側の守りが弱かった。目的なく入れた物が積み重なっていた入れる前に、なぜ入れるのかを問う
余白が消えた部品を、テーマの外だけで試したテーマの規則を入れて試す
見本の文字が出た貼る物と見る物が、並んでいた置き場所から分ける
括弧の閉じ忘れ加える前に、いまを見なかった加える前に、いまの状態を見る
骨組みと見た目の版が違った版が、そろっていなかった貼ったあとに、版の目印で確かめる
書体のファイル直せることを、すぐ直そうとした直さない判断も記録する
コードが消えた守りの動きを知らなかった守りは味方。書き方を見直す

続けるための5つの決まり

出来事から残った決まりを、5つにまとめます。

多すぎると守れないので、5つにしました。

運用を続けるための5つの決まり(控えを取る・一度に一つ・貼る物と見る物を分ける・加える前にいまを見る・直さない判断も残す)をチェックリストにした図

1 変える前に、控えを取る

元に戻せる状態でなければ、何も変えません。

控えを取るのに、たいした時間はかかりません。

取らなかったときに失う時間のほうが、ずっと長いのです。

2 一度に一つだけ変える

一度に二つ変えると、何が効いたのか、何が壊したのか、分からなくなります。

貼るのも、1つずつ。貼るたびに、確かめる。

遠回りに見えて、いちばん早い方法だと思っています。

3 貼る物と、見る物を、置き場所から分ける

注意力に頼らず、置き場所で防ぎます。

貼る物だけのフォルダを作り、見るだけのファイルには、目印を付けます。

4 加える前に、いまの状態を見る

新しい物を加える前に、いま何が入っているかを、まず見ます。

括弧の数、同じ役割の部品、入っている版。

加える前に見れば、巻き込まれずに済みます。

プラグインなら、入れる前に、なぜ入れるのかを問います。

入れなくて済む方法はないか。入れるなら、用が済んだら外せるか。

5 直さない判断も、判断として残す

直せるものを、直さないこともあります。

そのときは、「直さなかった」ことと、その理由を、記録に残します。

あとで見たとき、放置と判断を区別できるからです。

エックスサーバーのこと|7年以上、使ってきて

私が WordPress を動かしている場所は、エックスサーバーです。

最初の独自ドメインのときから、7年以上使っています。

選んだ理由は、単純でした。

7年前、私は右も左も分かりませんでした。

調べると、いちばん多く名前が出てきたのが、エックスサーバーでした。

使っている人が多ければ、先に使った人たちのブログを読んで、分からないことを解決できる。

先人の力を借りられる、と思ったのです。

使い続けているのは、サポートが強いと感じたからです。

サイトをひとつ失ったときも、すぐに対応してもらえました。

しっかりしているな、と思いました。

テーマは何度も乗り換えましたが、サーバーは乗り換えていません。

正直に書いておくと、私は、ほかのサーバーを試したことがありません。

だから、ほかと比べた話はできません。

そのうえで、7年使って、不満を感じたことは、一度もありません。

お仕事でサイトを作るときも、エックスサーバーを勧めています。

安定していて、ドメインもすぐに取れる。

WordPress を入れるのも、いまは、ずいぶん簡単になりました。

これから選ぶ人のために、選ぶときの見方を、3つ置いておきます。

見方問い
続けられるか毎月の負担が、続けられる範囲か。長く使っても、扱いやすいか
困ったときに頼れるかつまずいたとき、聞ける窓口や情報があるか
移せるか将来、別の場所へ引っ越せる形か

私の場合、いちばん効いたのは、2つめでした。

始めた頃は、先に使った人たちの情報に。困ったときは、サポートに。

料金や機能、申し込みの条件は、変わります。

申し込む前に、公式のページで、最新の内容を確かめてください。

ここでは、数字は書きません。

細かい手順は、aki7199.com へ

ここまで、まとめと、考え方を書きました。

手順は、別の場所に書いていく予定です。

aki7199.com には、WordPress の特別枠を、これから書いていく予定です。

WordPress とは何か、なぜ使うか、私が実際にしている運用を、画像つきで記録していく場所にします。

分け方は、こうです。

手順は、あちらで読む。

その手順の背景、つまり「なぜそう決めたのか」は、こちらに書く。

AI と一緒に作る話も、あちらに回します。

読む人別の道案内

最後に、私が通ってきた道から、立場ごとの最初の一歩を置いておきます。

1本の道が3つに分かれ、これから持つ人は「3つ自分に聞く」、作り直したい人は「まず棚卸し」、頼むか迷う人は「3点を確かめる」へ進む道案内の図

これから、自分のサイトを持つ人へ

私が始める前に、自分に聞いておきたかったのは、3つです。

  • 何のために、置くのか。
  • 更新するのは、誰か。
  • 戻せる形に、できるか。

答えが決まらなくても大丈夫です。

決まらない、ということが分かることが、最初の収穫です。

私の場合は、何を話すのかが決まらず、記事を集めるところから始めました。

いまのサイトを、作り直したい人へ

私なら、まず棚卸しから始めます。

部品を一覧にして、地図にしてみる。

同じ役割のものが重なっていないか、古くなったものはないか。

作り直すのは、そのあとです。

自分でやるか、頼むか、迷っている人へ

作りたいものを形にするなら、頼むほうが確かだと思います。

私は、自分で作りたかったので、自分で作りました。

どちらがよい、ではありません。

頼む前に、確かめておくとよい点が3つあります。

  • どこまでを頼むのか(範囲)。
  • 作ったものの持ち主は誰か(データの所有)。
  • 作ったあと、誰が面倒を見るのか(保守の範囲)。

迷ったら、相談してもらえれば、一緒に考えます。

まとめ|自分で決める自由と、その責任

最初の話に戻ります。

作ることばかりで、書けなかった。

振り返りも、苦手だった。

その7年を、層に分けて並べてみると、一本の線が見えてきました。

自分で、名前を決める。

自分で、作りたいものを作る。

そして、自分で決めたぶんの責任を、自分で持つ。

名前を決められることに惹かれて、WordPress を始めました。

作りたいものを自分で作りたくて、7年続けてきました。

サイトをひとつ失って、委ねずに選ぶことを覚えました。

土台、見た目、中身、運用。

作ったものと、直したものと、直さなかったもの。

どれも、小さな判断の積み重ねでした。

自分で決められる、という自由は、自分で引き受ける、という責任と一緒にあります。

ようやく、作りたかったものが、作れるようになってきました。

書いている私のことは、自己紹介にまとめています。

持ち帰り|明日ひとつだけ

もし、明日ひとつだけ、できるとしたら。

自分のサイトの、プラグインの一覧を開いてみてください。

そして、1つずつ、「なぜ入れたのか」を、一行で書いてみます。

すぐに書けるものは、目的がはっきりしているものです。

書けないものは、目的と手段が、いつのまにか入れ替わっているのかもしれません。

外すかどうかは、そのあとで決めればいい。まずは、一歩引いて、見渡すだけで十分です。

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WordPressのススメ|独学で7年以上、構築・運用を続けています

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