目次
■ 4. 割り算(÷)=「構造を見抜く」
複雑なものを分解し、要素と関係性を明らかにする操作。
- これとこれはどう関係している?
- どの前提がズレている?
- どこが変数で、どこが定数?
割ることで、摩擦の原因と構造が浮かび上がる。
あなたの思想の核心が、この“割り算の視点”。
【導入】
- 「問題が大きすぎてどこから手をつければいいかわからない」。
- そんな時は、塊を小さくして構造を理解する「割り算」が有効です。
- 思考のOSにおける「割り算」の目的:構造を見抜き、再構成する操作。
【本論】割り算の3つのパターン
ブラックボックス化した問題を解きほぐす3つのアプローチです。
パターンA:分解する(要素還元)
- 定義: 大きな情報を管理可能なサイズまで小さく分ける操作。
- アクション:
- 情報を細分化して整理し、全体像を把握しやすくする。
- プロセス全体を分割し、詰まっている箇所(ボトルネック)を特定する。
- 一度要素をバラバラにして、抜け漏れがないか再確認する。
パターンB:カテゴリー化する(パターンの発見)
- 定義: 共通点を見つけて分類し、全体を俯瞰する操作。
- アクション:
- 類似のものをグループ化し、隠れたパターンを浮かび上がらせる。
- 「これは誰の問題か?(自分・他者・環境)」などの軸で分類する。
- タイプ分けを行うことで、複雑な事象への俯瞰性を上げる。
パターンC:組み合わせ解除(アンバンドリング)
- 定義: “当然セット”と思っているものを疑い、切り離す操作。
- アクション:
- セットで考えていた思考の結びつきを分離してみる(余らせることで他を出す)。
- 固定観念的なつながりを疑い、意図的に切り離す。
- 切り離された要素単体を見ることで、新しい選択肢や用途を発見する。
【まとめ】
- 割り算は、漠然とした不安や課題を「解決可能なタスク」に変える技術。
- 分ければ分かります。まずは構造が見えるまで分解しましょう。
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