足し算とは、点と点を線にするために足りない点だけ足す操作です。 不足を埋めてつながりをつくる。それが足し算の本質です。
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足し算には2種類ある──input起点とoutput起点
足し算と聞くと「知らないことを覚える」ことを想像するかもしれません。 確かにそれも足し算です。知識がゼロなら、まず足すしかない。
しかし、もう一つの足し算があります。
すでに5コのピースが箱に入っている。でも、あと2コ足りない。 この「何が足りないか」を見極めてから足す──これがoutput起点の足し算です。
input起点は「知らないから足す」。 output起点は「完成させるために足す」。
同じ足し算でも、起点が違えば結果はまったく変わります。
足しすぎると、何が足りないかが見えなくなる
足し算には落とし穴があります。
「もっと知らなければ」「まだ足りない」──そう思って足し続けると、箱の中がピースだらけになります。どれが必要で、どれが不要かの区別がつかなくなる。
これは、目的なきインプットの罠です。
本や情報をたくさん集めること自体は悪くない。 しかし「何のために足すのか」が決まっていなければ、足すほどに混乱が増えていきます。
足し算の問いは「何を足すか」ではありません。 「何のために足すか」です。
あえて反対を足す
足し算の最も強い使い方は、自分の考えに反対意見を足すことです。
たとえば、自分が「これが正しい」と思っていることに、あえて「本当にそうか?」という問いを一つ足す。それだけで、見えていなかった角度が現れます。
知識を足すのではなく、視点を足す。 これも足し算の操作です。
足し算は、知識を増やすための道具ではありません。 つながりを作るための操作です。
このブログでは、この「足し算の思考」を使って物事を考える場面が出てきます。 まずはこの感覚だけ、持ち帰ってください。
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