1-7|所有のバグ|持っているだけで価値があると思い込んでしまう構造

所有のバグ

手に入れたはずなのに、なぜか気持ちは軽くならない。 むしろ、管理することや、失わないように気を配ることが増え、余裕が減っていく感覚があります。

こうした状態を、私たちはよく「物が多すぎるから」「整理が苦手だから」と説明します。

けれど、ここで起きている問題は、量の多さや性格の話ではありません。 「所有」と「価値」が、同じものとして扱われていること。

それが、所有のバグです。

物を持つこと自体は、悪いことではありません。 けれど、本来の価値は「使われているか」「役割を果たしているか」という点にあります。

この区別がないまま所有を続けると、 役割を終えたものまで価値があるように感じられ、 手放せない「負担(負債)」へと変わっていきます。

ここで必要なのは、減らすことでも、無理に手放す決断でもありません。

「割り算」によって、「役割を持つ道具」と「役割を終えた執着」を静かに分けることです。

道具は道具として残し、執着は負債として棚上げする。

そう整理できたとき、 所有は安心を奪うものではなく、 生活を支えるための「手段」に戻っていきます。

目次

【結論】なぜ、モノを持つほど不自由になるのか?(構造の定義)

図解:所有のバグの計算式。所有物 ÷ 機能・役割 = 道具。余りは「執着(負債)」として捨てる。
使っていないモノは、道具ではありません。それは所有しているだけでコストを払う「執着(負債)」です。

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まとめ

なぜ、手に入れても満たされないのだろう?
それは、「欲望」と「満足」の構造を取り違えているからかもしれません。

欲望は比較によって生まれ、満足は内省によって育つ。
「足るを知る」とは、欲望を抑えることではなく、
自分の基準を構造として再定義する行為です。

欲望の構造について考える

割り算|その生きづらさ、構造につき。
この生きづらさを、どんな要素に分けて捉えているのかはこちら

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